・・・・・・・総司令室内・・・・・・・・・

「いいのか?碇・・・・・。」・・・冬月副指令

「ああ・・・・問題ない・・・・。サルベージできればそれにこしたことない。できなければ・・補完計画を再開するだけだ。」・・・・・碇指令

「そう言うのなら・・もう何も言わんが・・・・。」・・・・冬月副指令

「・・・・・・・・・・・・・・」・・・碇指令

 

・・・・・・・・・・・・その後・・・司令室は、静まり返っていた。・・・・・・・・・・

 〜遥かなる唄〜

                    〜第一章 使徒襲来 (中編)〜

 

碇総司令との交渉中の時間は・・・・・

食堂にて・・・・・・・・・・・トオル&とういちろうは・・・・

「トオル、奥さんはなにしているんか?」とういちろう

「碇指令に何か話すことがあるんですよ。シンは、そう言ってましたよ・・おじさん。」トオル

「そうか・・・・。しかし、結婚したの知らせてくれへんかったのは、どういうわけじゃい?」とういちろう

「いろいろありまして・・・忘れてました。すいません・・・・。」トオル

澄まなそうな顔を真っ赤にして頬をかく。

「そうか・・。今日は、どこに泊まるん?あては、あるんかい?」とういちろう

少し首をかしげ・・・

「その話は、シンがここに帰ってきてからにしましょう。」トオル

「そうか?わかったわい。」

納得したような顔をする・・とういちろう。

 

・・・・数十分後・・・・

食堂にて・・・・・

シンが、食堂に帰ってきた。

「トオル?何の話してたの?」

帰ってきてからの第一声がそんな言葉だった。不思議そうな顔をした・・シン・・・。

「お帰り!ちょっと、おじさんと話してたんだ。」

穏やかな顔をして・・・返事を返す・・トオル。

「そうなの?で・・用事は終わったんだけど・・・これからどうする?」シン

「さっき、おじさんから聞かれたんだけど・・今日は、どこに泊まるんだったっけ?」トオル

「急だったから泊まるホテルとか決めてないけど・・・どうしようか?」シン

「そうだね〜。」

唸りながら、両腕を組み考え込む2人・・・・・

「一晩くらいならわしの家へ泊まるっちゅうのはどうだ?トオル。」

そんな2人に、こんな提案する、鈴原氏

「「・・・・・・う〜〜ん・・・・・(悩)・・・」」

・・・悩む2人・・・・

悩む2人に、とういちろうは・・・

「わしもそろそろ帰る時間やし・・久しぶりに、うちのトウジやナツミに会うってってくれへん?トオル?」

そんな言葉に2人は・・・・・

「トオル?そうさせてもらおうっか?トウジくんにナツミちゃんだっけ?会ってみたいし・・・この子・ユイカにも会わせたいし・・・」

トオルに顔を向け、話す。シン

「そうだね。・・・そうさせてもらうよ。おじさん」

済まなそうに、とういちろうに話す。トオル

「話は、決まったかい?じゃあ、正面ゲートの所で待っててくれへん?わしもいっしょに帰るやさかい。」

そう言い残し・・・席を立つ・とういちろう氏

「判ったよ。おじさん!じゃあ、正面ゲートでね。」

とういちろうに、声をかけるトオル。

その言葉に、食堂の出入り口から手を振り了解の意を示す、とういちろう氏

シン&トオル+αは、食堂から正面ゲートへ移動するのであった・・・。

 

数分後・・・正面ゲートにて・・・・・

とういちろう氏を待つ、シン&トオル+αの前に、遣ってきた当の本人・・・・・

車から降りてくるとういちろう氏・・・・

「さ、行こか?」

2人に話しかける・・・とういちろう氏

「「わかったよ(ました)。」」

2人は、同時に答える。

そして・・車に乗る。

 

・・・・十数分後・・・・・

鈴原家へ到着!

とういちろうは、玄関を開けて、中に、声をかける。

「ただいま帰ったで〜。」

「おかえりなさ〜〜い。」ナツミ

「今、帰ったで〜、ナツミ。お客が居るんだ。」とういちろう

「お客・・・・・?」ナツミ

不思議そうな顔をして玄関まで出てくる。

トオルの顔を見て・・

「トオル兄ちゃん!久しぶり!元気だった?」

嬉しそうに、しゃべる・・ナツミ

「久しぶり〜。ナツミちゃん!元気だよ!ナツミちゃんこそ元気?」

微笑みながらナツミに声をかける・・・トオル

「うん!元気だよ。え〜っと・・隣の人は誰?」

不思議そうな顔をしてトオルの隣を見つめる・・・ナツミ

「始めまして、トオルの妻の天使 シンです。ナツミちゃん、どうぞよろしく。」

微笑みながら、シンは、ナツミに答える。

「それと・・この子は、トオルと私の間にできた子供で、ユイカっていうの。仲良くしてね。」

ユイカをナツミに見せながら、お願いする。

「うん!いいよ!かわいいね〜!」

ユイカに手を伸ばし・・顔を輝かせながら、ナツミは、うなずく。

玄関先で、話の華を咲かせている。

そこに・・・・・

「ただいまぁ〜や。疲れてもうた。今、帰ったで!」

そんな言葉を口にしながら、いきなり、玄関が開き・・・鈴原 トウジが帰ってきた。

「・・・・・・・・・・・」

し〜〜〜ん・・・・・・・・

沈黙が数分間続く・・・。

「・・な・・なんや?・・トオル兄貴やないか。久しぶりやな〜。・・で・・そっちの美人はんは、誰やねん?」トウジ

逸早く立ち直ったトウジが、首をかしげ・・不思議そうに、トオルに尋ねる。

「あ・・相変わらずみたいだね、トウジっで。(笑)・・シンのことかい?僕の妻だよ。2年程前に結婚したんだ。」

と・・にこやかにサクッと話す・トオル・・・・

「こんな美人の奥さんとか〜。羨ましいやっちゃなぁ・・。」

両腕を組み、”うんうん”っと頷きながら、羨ましそうにトオルを見ている・・トウジ

そんな2人を見ながら・・・

「はじめまして。トオルの妻の 天使 シンです。トウジくん?どうぞよろしくね。こっちが、娘のユイカよ。」

トウジに向かって微笑みつつ・・・自己紹介とユイカを見せる・・シン

「(真っ赤)・・よろしゅう・・・。」トウジ

「こんな所に立ってないで・・中に入ろうか?」とういちろう・・

「「そうやね(な)・・・。」」ナツミ&トウジ

「さぁ、入ってください。トオル兄、シンさんも・・・」ナツミ

慌てて、中に、入るように勧める。

「「お邪魔します〜。」」シン&トオル

家の中に入っていく・・・。

 

・・・鈴原家・・家の中・・・・・・・・

 

(キョロキョロキョロ・・・・・・)

2人・・・とくに、シンは、家の中を見回しながら・・・

「純和風って感じなのかな?話に聞くのと見るのとでは、違うんだね・・・・。」

と・・つぶやいた・・。

「シン・・・珍しいのかい?(苦笑)」トオル

「うん・・始めての所だし・・・。」シン

おのぼりさんのような様子のシン・・・・

鈴原家の人達も・・苦笑を浮かべている・・・・。

と・・その時・・・・・・・

・・・・オンギャー・オギャー・・・・・

ユイカが泣き始めた・・・。

抱いているユイカを見ながら・・・

「お腹が空いたみたい・・・・。ちょっとすいません・・・。そこのソファーに、先に座らせて貰います。」シン

そう話をした後・・・・片方の胸の方だけ開き・・・ユイカに、胸を含ませる。

・・・・うっく・うっく・うっく・・・・・・

おいしそうに母乳を飲むユイカ・・・・

ナツミもトウジも・・何故か・・羨ましそうに見つめている・・・・。

シンは、穏やかな顔をしながら・・我が子を見つめている。

数分後・・・・お腹がいっぱいになったユイカをトオルに渡す・・・シン

渡されたトオルは、ユイカの背中を軽く叩き・・ゲップをさせている・・・。

シンは、ナツミに向かって・・・

「おいで、ナツミちゃん・・。」

と、手招きした・・。

呼ばれたナツミは、恐る恐る近づいていく・・・・。

シンは、側に来たナツミを自分の胸に抱きしめる・・・・・。

シンの胸の温かさに酔い始め・・顔を真っ赤に染めているナツミ・・・・

「たまには甘えるのも子供の特権なのだから・・・甘えられる間に甘えておきなさいね・・・ナツミちゃん・・・。」

抱きしめているナツミの頭を撫でながら語る・・シン。

「ふふふ・・・・(ニッコリ)トウジくんもこっちにお出でなさいな・・・。」

トウジに向かって話しかける・・・シン。

おそるおそる・・・シンに近づいていく・・トウジ。

そして、いっぺんに2人ともを抱きしめる・・・・。

真っ赤に顔を染める・・トウジ。

遠い記憶を刺激されている・・・。トウジ&ナツミ・・・

まるで、母親に抱きしめられているように、穏やかな顔にだんだんなっていく・・・。

そんな穏やかな光景に、トオルもとういちろうも穏やかな表情を浮かべている・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつの間にか・・トウジ&ナツミは、シンに抱きしめられたまま眠ってしまう・・・・。

「ふふふ・・・・可愛い寝顔だこと・・・。この子達やこの子達の親しい人が明日・・怪我をしないといいな・・。」

「みんなを守るよ・・・。そして、妹レイ・・・トオルさん、ユイカ・・・未来を守る・・・。」

「私にできることは、戦うことだけだから・・・・・。」

シンは、悲しそうな顔をしながらつぶやく・・・・。

そんなシンの様子に気がつかないトオル達・・・・

・・・・・・・・そんな時に・・・・・・・・・

トオル達は、台所で食事を作っていたのだった・・。

と・・言っても、コンビにの弁当を温めているだけだけど・・・・・

そして・・・温めた弁当を食べてからトウジ達は、各部屋に・・・

シンとトオル・・・ユイカは、リビングで眠るのだった・・・。


 

つれづれ

いかがだったでしょうか?

中編は、ここまでです。

後編の予定でしたが・・・・鈴原家での様子に変更になってしまいました。

なかなか内容が決まらず・・・・悩んでしまいました。

さて・・・次回は、使徒襲来当日から話は始まります。

お楽しみに〜〜♪

それでわ・・・

 

 

もどる                               すすむ


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理